Source: Gardenia Bakeries
新型コロナウイルスの被害拡大に伴う経済活動の停滞により、世界中で生活苦に陥る人々が増え続ける一方だ。
そうしたなか、マレーシア国民に愛される大手ベーカリーチェーン『Gardenia Bakeries(以下、GB)』が100万リンギット(約2400万円)を注ぎ込み、『B40(下位40%)』と呼ばれる貧困世帯や学生、さらに医療従事者に無償で食料を支給している。
Source: Gardenia Bakeries
マレーシアの英字メディア『New Straits Times』によると、GBはフードバンク活動を行う政府の福祉支援事業『Food Bank Malaysia Program』と連携し、食パンやジャム、ワッフルなどのベーカリーセットを生活困窮者に届けているという。
また、過酷な現場で働く医療従事者にも「感謝の意を表したい」として、食料を無償で提供している。
GBのコー・チン・フアット代表取締役は同メディアの取材に対し、「日雇い労働者など、コロナ禍で不安な日々を送る人々に少しでも安らぎを与えたい」とサービス開始の思いを語った。
この支援活動は5月4日までの稼働を予定しており、B40の1万3000世帯への食料配布を目標として掲げている。