Source: Facebook
カナダ政府は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の被害拡大を受け、3月中旬から外出自粛を勧告している。
出口の見えない緊急事態に住民は緊迫し、長い自粛生活のなかで不安とストレスを抱える人も多い。
こうした暗い雰囲気を打開しようと、西部アルバータ州の都市エドモントンに住む女性の取った「不安打開策」が話題を呼んでいる。
同市のサマーサイド地区に、3月下旬から住宅地を歩き回るティラノサウルスが突如出現した。
現地メディア『CTV News Edmonton』によると、「コロナ禍でも、みんなに笑顔を届けたい」との思いから、住民のジュリー・アームストロングさんが着ぐるみを着て街ゆく人々に手を振ったり挨拶をするなどしているという。
「突然の事態に大勢の人々の生活が一変して、とても圧倒されました。私自身の精神を安定させるためでもあるけど、ご近所さん達にちょっとした癒しを与えることも凄く嬉しいの」
アームストロングさんのティラノサウルスは『Mama Rex(ママ・サウルス)』との愛称で親しまれるようになり、今月からは地域住民から成るFacebookグループが作成された。
グループ内ではMama Rexの「目撃情報」や子供達と触れ合う様子がシェアされており、住民に安心感を与えるアームストロングさんへの感謝の言葉が多数送られている。