Source: Instagram
「Challenge the norms(規範に挑め)」とのキャッチフレーズが添えられたコンドーム会社『durex』の巨大広告に、ロンドンに住むゲイの男性2人が採用された。そして、モデルの1人であるマイケル・アルソップさんが自身のインスタグラムにその喜びを語った。
北アイルランドのベルファスト出身のアルソップさんは、カトリック教徒の家庭で生まれ育った。そのため、「ゲイ」や「クィア」などLGBT+を指す言葉は下品なものとして認識されていたという。
そうした環境で生きてきた彼にとって、ゲイである自分がずっと嫌いだったと明かす。
「ゲイ嫌いや性差別。子供の頃から刷り込まれてきた自己嫌悪との長い闘いに、ある日終止符を打つ時が来たの。自分を愛して、成長する旅に出たのよ」
そして17歳になったアルソップさんは、「出口が見付からずにもがき苦しんでいた12歳の自分が、ずっと思い描いていたクィアになることを決めたの」と、自らの意志で負の連鎖を断ち切ったのだ。
それ以降、彼は自己実現に尽力し、ありのままの自分を受け入れる生き方を選んだ。
「そんなこんなで、今は恋人のショーンと一緒に、愛とセックスと自分自身を祝賀する巨大広告に載るに至ったの。とても誇りに思うし、同じように苦しんでいる人達に少しでも勇気を与えることが出来たら光栄に思うわ」
北アイルランドでは今年2月に同性婚が合法化され、同月に地元出身では初となるレズビアンカップルが結婚式を挙げた。