Source: Twitter, Facebook
トランスジェンダーの女性に対しネット上で嫌がらせ行為を繰り返していた39歳の女に有罪判決が下された。
複数の英メディアによると、2児の母であるケイト・スカトウ(トップ画像右)は2018年9月から昨年5月までの間、弁護士でありトランスジェンダーのステファニー・ヘイデン氏(トップ画像左)に対し、ツイッターで誹謗中傷やアカウントのなりすまし等を行っていた。
スカトウは裏アカウントを利用して、ヘイデン氏に「ヅラを被った豚」「女じゃなくて男だろ」などと度重なる暴言を吐いていたという。
過去にヘイデン氏はスカトウに対する民事訴訟を起こしており、スカトウが嫌がらせを止めることを約束して和解に応じていた。
だが裁判が終わり暫くすると、スカトウはツイッターで新たなアカウントを作成し、再びヘイデン氏に向けた攻撃的なツイートの投稿を始めたのだ。
Foxtrot Oscar. Oh and there is more to come IRL you hateful POS. #HallOfShame pic.twitter.com/KJlOkNJjZ1
— Stephanie Hayden (@flyinglawyer73) December 12, 2019
これにヘイデン氏は刑事告訴で対抗。警察は先月5日、ハートフォードシャー州にあるスカトウの自宅まで赴き、その場で彼女を逮捕した。
そして逮捕から約1週間後に開かれた裁判で判事は、「公共の交流場所を利用し、被害者に対する迷惑行為を続けて不安感を駆り立てた」として、スカトウに執行猶予付きの有罪判決を下した。
英メディアによると、開廷中は裁判所の外でスカトウの支持者が待機しており、「私達は表現の自由を愛している」というプラカードを掲げながら「ヅラを被った豚!お前は男だ。さぁ私を告訴してみろ」などと大声で叫んでいたという。
スカトウの弁護人は「警察の捜査はヘイデン氏の一方的な主張しか聞き入れていない」と訴え、控訴する方針を示している。