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メキシコ中部グアナフアト州で11日、結婚式の最中に武装集団が侵入し、18歳の新婦が殺害された。被害者女性は麻薬組織『Santa Rosa de Lima Cartel(以下、SRLM)』のリーダーの妹だったという。
妹のカレムさんの結婚式は、メキシコ第2の都市セラヤにある教会で執り行われていた。しかし、そこに乗り込んだ敵対組織『Jalisco New Generation Cartel(以下、JNGC)』のメンバーの奇襲によって、式が終わる直前に銃撃戦が勃発した。
SRLMの財務担当として働いていたというカレムさんは銃殺され、JNGCは新郎を誘拐した。現在も彼の行方は分かっていない。
同州を拠点に活動するSRLMとJNGCは互いにライバル関係にあり、双方の残虐な殺し合いや報復争いが続いているという。
また結婚式襲撃事件の前日、ミチョアカン州の村落でJNGCと地元警察の闘争劇があり、「死の貴婦人」と呼ばれていた21歳の女性メンバーが警察に射殺されていたと、現地メディア『La Silla Rota』は報じている。