Source: Facebook, Mexico City Police
メキシコ南東部キンタナ・ロー州で、29歳のカナダ人女性が現地の男から激しい暴行を受け重傷を負った。
客室乗務員として働くアレクサンドラ・ヨークさん(トップ画像)は、母親との旅行のため同州トゥルムにあるリゾートホテル『Grand Bahia Principe』を訪れていた。
チケット代を節約する為に到着日を別々にしており、先にホテルに着いたヨークさんは翌日に母親が来るのを待っていたという。
チェックインの時間までホテルのプールで日光浴をしていたヨークさんは、そこで2組のカップルと出会う。その後、部屋で仮眠をとっていたヨークさんがスナックをつまみにロビーへ来ると、プールで出会ったカップルと再開し食事に誘われたという。
事故前のアレクサンドラ・ヨークさん(上)Source: GoFundMe
そしてヨークさんが部屋に帰った1時間後、ある男が「叫び声がしたと妻から聞いた。大丈夫か」と部屋のドアを強くノックした。ヨークさんが扉を開けると、男は突然部屋に押し入り彼女に激しい暴行を振るったのだ。その男は、2組のカップルのうちの1人だった。
顔を強打されたヨークさんは、視界が歪んだ状態で部屋の外に飛び出して助けを呼び、異変に気付いた宿泊客によって病院に搬送された。
形成手術が必要となるほどの重傷を負ったヨークさんの為に、彼女の兄弟であるマシューさんがWeb上で治療費の寄付を呼び掛けた。本件は国内外で注目を集め、現在は3万ドル(約300万円)の目標金額を大幅に上回る6万5000ドル(約650万円)もの寄付金が集まっている。
ヨークさんは募金ページを通して、数多くの支援に感謝の意を表明した。また、彼女の容態も回復に向かっているようだ。
メキシコシティから来たという加害者の男は、犯行現場で意識を失った状態で倒れているのを発見され、殺人未遂容疑で逮捕・起訴されている。犯行動機は未だ分かっておらず、裁判の行方が注目されている。