Source: National Crime Agency
親戚の女性が「イスラム教を捨てた」ことを理由に殺害を目論んだ罪で、イギリス国家安全対策庁(以下、NCA)はアフガニスタン出身の男2人を逮捕・起訴した。
現在はオーストリアに住んでいる25歳の被害者女性は、隣国スロヴァキアで夫と共に会社を経営していた。しかし昨年10月、NCAはスロヴァキア警察から「女性に対する殺害計画がある」との通報を受け、捜査を開始したのだ。
当局が容疑者として嫌疑をかけたのは、ロンドン在住のダライア・カーン(トップ画像左)とモハメド・パトマン(トップ画像右)だ。
そしてNCAが長期にわたり2人の行動を追跡したところ、何度かオーストリアとスロヴァキアまで車で移動したり、住居の窓を黒い布で覆うなどの不審な行為が複数観察されたという。さらにNCAは、2人の通話記録やインターネット検索記録を確保し、そこで殺害計画について話し合っていたことが判明した。
こうした捜査の結果、2人は欧州逮捕令状が発行され、現在は国内の拘置所で裁判を控えている。また、スロヴァキアへの送還も決定したと報じられている。