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アメリカ中西部オハイオ州・コロンバスにある中学校『Columbus City School』で先月、重度のバナナアレルギーを持つ教師にバナナを投げ付けて逮捕された生徒ら3人に、執行猶予付きの判決が下された。
地元メディア『WYSX』によると昨年11月、昼休憩中に美術室のドアとドアノブにバナナを塗りたくり、部屋の中にいた教師にバナナを投げ付けたという。
その後、教師はアレルギー反応の1つであるアナフィラキシーショックを受け、生命に危険が及ぶほどの重症となってしまったのだ。病院へ搬送された後は症状も回復傾向にあり、命に別状はないと報じられている。
「これは殺人未遂事件だ」
同校の警備員は、教師がバナナアレルギーを持っていることは全生徒に通知されていたと証言している。更に警察の調べによると、美術室のドアには「バナナ禁止」の張り紙が貼られていたとことが分かった。加えて、その張り紙には「バナナを食べた人は手を洗ってください」という注意書きも記載されていた。
コロンバス警察は同メディアに対し、生徒による教師への暴行事件は増加傾向にあると述べており、今年だけで既に30件以上発生していると明かした。
また、コロンバスの教員組合は本事件を受け、職場環境の改善と問題を起こした生徒に対する処罰の厳格化に対応すると話している。