Source: Central Narcotics Bureau of Singapore
シンガポールで行われていた麻薬捜査のなかで容疑者らの子供数人が発見され、捜査にあたった警察官によって全員が保護された。
中央麻薬捜査局(CNB)は今月12日から16日にかけて、全国規模の麻薬取締捜査を実施した。5日間で19万8000シンガポールドル(約160万円)に相当する約3kgのドラッグを押収し、10代から40代の男女104名の身柄が拘束された。
更に、麻薬取引が行われていたアパートやホテルなどの隠れ蓑を強制捜索していたところ、生後10か月から5歳の幼い子供3人が見付かったのだ。
捜査官と保護された新生児(上)Source: Central Narcotics Bureau of Singapore/Facebook
CNBによると、いずれも逮捕された容疑者らの実子であり、一時的に捜査官が保護した後に親戚の元へ手渡されたという。
そうした中、生後10か月の赤ちゃんを抱えながら粉ミルクを作る捜査官の姿が、CNBのFacebookに投稿された。
犯行現場で泣いていた幼児を見た時、彼は父親としての直感に従って直ぐ行動したと述べ、「無垢な子供達が、こんな環境下で育てられるなんて、とても悲しく思う」と胸中を明かしている。