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シンガポール高等裁判所は9日、14年間に亘り娘3人への性的虐待を繰り返した55歳男に懲役33年の判決を言い渡した。
現地メディアによると被害に遭った娘達は現在、ぞれぞれ26歳、22歳、13歳で、父親は彼女達が11歳になった頃から強姦を含む性加害を行っていた。男には17歳になる息子もいる。
男は妻の目に付かない瞬間を狙って犯行に及び、長女と次女は報復を恐れて誰にも話せずにいたという。
しかし末娘が学校の友人に打ち明けたことで教員に伝わり、遂に男は告訴された。
裁判所は被害者の名誉を守るため、男の顔や名前を公開しないよう命じている。長女と次女の2人は心的外傷後ストレス障害(PTSD)と鬱病を患っており、治療が必要な状態だと報じられている。
判事は本件について「非常に残酷で凶悪な犯行だ」と強い嫌悪感を示し、「実の娘3人に対する多大なる身体的、そして精神的な被害をもたらし、彼女達から父親との信頼関係を失わせた」と男を非難した。
男は小児性愛障害と診断され、常習犯となる可能性も示唆した判事は懲役33年という厳罰に処した。