Source: Cliodhna O Leary/Facebook
アイルランド南部コークに住むクリーナ・オリーリさんには、放し飼いをしている1匹の狐がいるという。
現地メディア『Irish Post』によると、Foxy(フォクシー)と名付けられた雌の狐は、生後3週間ほどの時期に母親が死んでしまい、クリーナさんの父親ドナルさんがもう1匹の子狐と一緒に自宅で保護していた。
Source: Cliodhna O Leary/Facebook
ドナルさんとクリーナーさんは、2匹が十分に成長したことを確認し野生に還すも、その後も彼らは毎日オリーリさんの家を訪れていたという。
しかし今夏の終わり、1匹の子狐が外で遊んでいるときに車に轢かれて亡くなってしまった。
それでもフォクシーはオリーリ一家へ会いに来ることを続け、ペットの愛犬エッシーと一緒に遊んだり、クリーナーさんと散歩に出掛けるなどして絆を深めていった。
エッシーとフォクシー(上) Source: Cliodhna O Leary/Facebook
フォクシーと初めて出会った時から大切に育ててきたドナルさんは、2か月前に他界した。
ドナルさんの死にオリーリ一家は深い悲しみに包まれたが、クリーナーさんは「最近、フォクシーがよく笑うようになったの」とIrish Postの取材に応え、父親からのメッセージなのではないかと話している。
ドナル・オリーリさん(上) Source: Cliodhna O Leary/Facebook
クリーナーさんはフォクシーとの日常をFacebookに投稿し、彼女の特徴的な笑顔の表情は今も健在だ。
また、大自然の映像などをシェアする人気のFacebookグループ『Wild Atlantic Way』にシェアしたフォクシーの写真は1万件以上のいいね!が寄せられ、笑顔を見せて人に懐くその愛らしさに心を奪われる人々が続出している。