Source: Celeste Manno/Facebook, Unknown via news.com.au
オーストラリアの都市メルボルンで16日、23歳の女性が元同僚の男に刺され死亡した。
現地メディアによると、殺人容疑で逮捕されたルアイ・サコ(Luay Saco=トップ画像右)は昨年、勤務先だったアウトソーシング業界大手『Serco(サーコ)』から解雇を告げられていた。
同社では、「最終出社日に上司が退職者を出口まで送り出す」という企業文化があるといい、配属先のコールセンターでチームリーダーとして働いていたセレステ・マンノさん(トップ画像左)がその役割を任された。
チアリーダー時代のマンノさん(上) Source: Celeste Manno/Facebook
するとサコは、その時に「マンノさんがとても優しく接してくれた」ことで好意を持ち、1年間にわたるストーカー行為を繰り返すようになったという。
最初は丁寧に誘いを断っていたマンノさんだが、サコからの要求は次第にエスカレート。マンノさんは警察に被害届を提出した後、彼のSNSをブロックしたり電話番号を変えるなどの対策を取っていた。
マンノさんの恋人、クリス・リズデールさん(上) Source: Chris Ridsdale/Facebook
しかし今月16日、サコは午前4時頃にマンノさんの家に侵入。彼女が就寝中のところをナイフで刺して殺害し、犯行当日に警察へ自首した。
その後、訃報を知ったマンノさんの恋人であるクリス・リズデールさんは、自身のFacebookで彼女との思い出を詳細に記したメッセージを公開。コメント欄には、今でも多くの人々から弔いの意が送られている。