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アメリカの大都市ニューヨークにある中華街(チャイナタウン)で10日、アパートに尿を掛けた20歳男性が大家の息子に刺され重傷を負った。
現地メディア『New York Daily News』によると、事件当日の深夜2時頃、酒に酔っていた被害者の男性は友人らと飲みに行った帰り道で中華街を通り、あるアパートの前で「便器に見えるぞ」と立ち小便をしたという。
すると、建物の中にいた管理人のマクシミリアン・オングが異変に気付き、窓を開けて男性に止めるよう声を上げた。
その後、オングは友人と一緒に男性の元まで駆け下り、殴る蹴るの暴行を加えた。さらにナイフを取り出し、肋骨や腕を刺した。腕の傷は骨まで届いていたと報じられている。
検察はオングを傷害罪と銃刀法違反で起訴した。
彼の弁護人は、被害者男性がアジア系のオングに対してヘイトスピーチを繰り返していたと指摘。新型コロナウイルスによるアジア人差別と被せて非難した。
また犯行前は何度も男性に注意喚起を促していたと訴え、危害を加えたのもオングではないとして争う姿勢を見せている。