Source: 香港01, Apple Daily
香港司法府は2日、猫やウサギ、モルモットやチンチラなど小動物15匹を殺害した40代男性の不起訴処分を発表した。
現地メディア『South China Morning Post』によると中学校教諭の男性は今年2月、海岸沿いにある荃湾区のビル5階からペットの小動物29匹を投げ捨て、後に弁護士と自ら警察に出頭した。男性は身柄を拘束され、交際相手の男性も逮捕されたという。
警察の調べでは29匹のうち15匹が死亡し、14匹は生き延びるも骨折など重傷を負っている。生き残ったペットは動物保護団体が引き取り、獣医による治療が行われた。
Source via South China Morning Post
また家宅捜索ではペット用の部屋を1つ発見したが、広々とした間取りで衛生環境も問題は無かったと報じられている。
司法府は男性を不起訴処分としたが、理由は明らかにしていない。
しかし、動物好きの香港区民はこの決定に激怒。「司法府は加害者を守り、弱者を虐げている」などと批判が相次いでいる。
香港には動物愛護法が施行されており、有罪となった場合は最大で3年の懲役もしくは罰金が科される。
昨年、量刑を最大10年に引き上げる法案が提出されたが、現在も議論が続いているという。