Source: Raffles’ Banded Langurs/Facebook
インターン生のグレンドン・キーさんとアモス・チュアさんは、森林地帯が広がるシンガポール中心部トンプソンで、絶滅が危惧されているヤセザル(ラングール)の実態調査を行っていた。
2人は自然公園の横を通るアッパー・トンプソン通り沿いを歩いていた時、楽しそうにじゃれ合うマカクザルの子供数匹に遭遇した。
Source: Raffles’ Banded Langurs/Facebook
すると、プラスチックごみで遊ぶ一匹の子猿を発見。「木の上から飛び移ってきて、捨てられたプラスチックカップで遊び始めたんだ」。
その後は別の子猿も森から現れ、プラスチックの皿を噛むなどして興味津々な様子だったという。
Source: Raffles’ Banded Langurs/Facebook
Source: Raffles’ Banded Langurs/Facebook
キーさんは22日、ヤセザルの保護活動について情報提供をしているFacebookグループ『Raffles’ Banded Langurs』に、子猿達の写真をシェアした。
そこで彼は、プラスチックごみが野生の猿に与える影響について、こう述べた。
「独りでプラスチックごみで遊び、他の子猿達とコミュニケーションを取ろうとしなかった。これでは、子供のうちに社交性を育むことが出来なくなってしまう」
プラスチックごみは環境汚染だけではなく、意外なところでも自然界に打撃をもたらしているようだ。
「外出時は、ゴミを入れる袋を持ち歩くようにしてください」と、キーさんは訴えている。