Source: Great Barrier Reef Foundation/Instagram
オーストラリア北東部にある巨大珊瑚礁『グレートバリアリーフ』で撮影された大量のアオウミガメの姿が今、世界中で注目を集めている。
絶滅が危惧されているアオウミガメを研究する調査団『クイーンズランド州環境科学局(以下、DES)』がドローンを用いて捉えたこの映像には、最大の営巣地であるレイン島周辺を6万4000匹ものアオウミガメが泳ぐ様子が映し出されていた。
一方で、こうした営巣地での大規模なアオウミガメの集団が確認されているにも関わらず、熱波や水没など様々な障害により個体数の増加が伸び悩んでいると、DESのアンドリュー・ドゥンスタン博士は米メディア『CNN』の取材に応えている。
そこでDESは昨年12月、保護したアオウミガメ数匹の甲羅に印を付け、生息数を監視する調査を開始。しかし、調査対象のアオウミガメが営巣地に戻ってきた時、船上から数の確認をしたところ不一致が生じた。そのため、より正確な数字を得るためにドローンでの撮影を試みたという。
その時に撮影された映像(上)が公開されると国内外で高い注目を集め、その神秘的な美しさに多くの人々を魅了させている。