Source: Lucky Cat/Twitter, Gordon Ramsay/Instagram
スコットランド出身の3つ星シェフ、ゴードン・ラムゼイ(トップ画像右)が今年2月、1930年代の東京と”極東”の街にインスパイアされたというレストラン「Lucky Cat(ラッキー・キャット)」をロンドンにオープンさせると発表した。
しかし、発表当初からラッキー・キャットは「文化盗用だ」「アジア文化を軽視している」などの理由で主にアジア系コミュニティーからバッシングを受けており、オープン前から先行き不安定という事態に陥った。そして、今年3月にラッキー・キャットが公式ツイッターで紹介したオリジナル・カクテル「White Geisha(白い芸者)」が、更に追い討ちをかけることになったのだ。
White Geisha. #LuckyCatMayfair pic.twitter.com/7DLADs4atE
— Lucky Cat (@LuckyCatGR) March 22, 2019
このカクテルは、ウォッカに酒シロップと卵白、そして柚子がミックスされており、表面には芸者の女性が青く描写されている。シンプルに甘酸っぱい印象のカクテルだが、これが「アジア人女性を性の対象としてみている」などとして批判が殺到。ツイッターのリプライ欄には多くの否定的なコメントが投稿された。
一方、中には「文化盗用」や「アジア人女性の軽視」という”お決まり”のクレームに異議を唱えるユーザーもいる。彼らからしてみれば、アジア人が西洋人女性の顔を描写したカクテルを作った場合はどうなるのかなど、「白人には外国文化を利用する権利はないのか」という矛盾点を指摘する声が出てきているのだ。