Source: Walt Disney World/Instagram
アメリカ・フロリダ州にあるディズニー・ワールド・リゾート(以下、ディズニー・ワールド)が、今月よりベジタリアン用のフードガイドを提供することが分かった。
動物性たんぱく質の摂取を制限しているベジタリアン(菜食主義)の人口は近年、欧米を中心に増加傾向にあり、一方で肉類や牛乳の消費率が年々減少するなど、彼らの影響力は経済界にとっても無視できない存在となってきている。
そうした中、昨年発表された『世界企業ブランドランキング2018』でトップ20入りしたウォルト・ディズニー社が、テーマパーク及びリゾート施設として入場者数世界一を誇るディズニー・ワールドにて、ベジタリアン料理を提供しているレストランや売店を掲載させたフードガイドの設置を開始したのだ。

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“Plant Based Cuisine(植物由来フード)”という3つ折りのパンフレットには、実に70種類以上ものベジタリアン料理が掲載されている。その中には、タイカレーやチーズバーガー、ホットドッグやデザートも含まれている。
また、ベジタリアンの中でも卵や乳製品・蜂蜜などの動物性たんぱく質を一切含まないビーガン(完全菜食主義)料理には双葉マークが付けられているという。更に、アレルギーなど特定の食材の摂取を控えている来場者向けに、原材料が細かく記載されているのだ。
東京ディズニーランドでのベジタリアン用フードガイドを提供するという情報は聞かされていないが、ベジタリアンやビーガンが日本でも注目を集めだしている中、近い将来は園内に植物由来の料理が多数登場するかもしれない。