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日本でも展開しているアメリカ発の大手ファストフードチェーン店『カールスジュニア(Carl’s Jr.)』が今年初め、植物由来のパティ(円状の挽肉)を使用した新商品を発表して注目を集めた。
パティには、動物性原料を一切使わない”ヴィーガン肉”を製造・販売している『ビヨンド・ミート社(Beyond Meat)』の製品が採用されている。
ビヨンド・ミート社のパティは、主原料としてエンドウ豆・ムング豆・玄米プロテインが含まれており、挽肉の持つ赤色を再現するためにビーツが使われている。また、添加物も人体に無害とされているものだけを使用しており、もちろん遺伝子組み換え原料は一切入っていない。
高品質のヴィーガン肉を導入した新商品『Beyond Famous Star(ビヨンド・フェイマス・スター)』は、バンズの原料も100%植物性由来だ。チーズやマヨネーズを省いてカスタムすれば、正真正銘のヴィーガン・バーガーとして購買することができる。
昨今の若者を中心としたヴィーガン料理の人気上昇に応える形で新発売されたビヨンド・フェイマス・スター。しかしデビュー早々、同社の新商品に対する批判の声が多数寄せられている。というのも、ヴィーガン肉は「偽物の肉」だとして不安を隠せない消費者の一部が「#SayNoToFakeMeat(偽物肉反対)」というハッシュタグと共に、ヴィーガン肉に対する抗議の姿勢を示しているのだ。
ビヨンド・フェイマス・スターはアメリカにある1000店舗で販売が開始された。日本での販売は未定となっている。
ビヨンド・ミート社の植物性ヴィーガン肉を使用している大手ハンバーガー・チェーンは他に、『A&Wレストラン(A&W Restaurants)』のカナダ店舗で提供されている『Beyond Meat Burger(ビヨンド・ミート・バーガー)』がある。