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バービー人形の恋人であるケン人形のような容姿から、世界中で「リアルケン人形」と呼ばれているロドリゴ・アルヴェスさん(トップ画像)が5日、イギリスメディア『Sunday Mirroe』にて自身がトランスジェンダーであるとカミングアウトした。
アルヴェスさんはその後、トーク番組『This Morning』に出演。性同一障害を抱きながらも、家族がカトリック教徒であったことから悩みを打ち明けられず、今まで中身が女性であることを隠して生きていたと明かした。さらに彼女が幼い頃は、「女々しい奴」と男子生徒から虐めに遭っていたと話し、自殺願望を抱いていたという。
「ずっと、男として見られるように努力を続けていたわ。でも幸せじゃなかった。今まで何度も整形を繰り返してきたのは、本当は女になりたかったからなの」
しかし昨年9月、遂にアルヴェスさんは女性になることを決意し、ケン人形ではなくバービー人形として生きる道を選んだのだ。
「やっと、本当の自分になれたと思えたの。魅惑的で美しい女性にね」
自信に満ちた面持ちでこう語ったアルヴェスさんは、今後1年をかけて豊胸手術や男性器の切除などの性転換手術に着手すると宣言した。
また彼女は、現代の社会がトランスジェンダーにより寛容的となったおかげで、カミングアウトする勇気を出すことが出来たと述べている。
今まで巨額を投じて60回以上もの整形手術を繰り返してきたアルヴェスさんだが、「お金は去っては戻ってくるもの。もし明日死んでも、私は幸せよ。男として生きていた時も、良い人生を過ごせていたわ」と語り、未練や心残りなどは無いようだ。