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アメリカはロサンゼルス市内で今月10日(日)に開催された『第61回グラミー賞(Grammy Awards)』のレッドカーペットには、今回も豪華なドレスに身を纏ったトップ・アーティスト達が登場した。
中でもひと際話題を呼んでいるのが、女性ラッパーとして初めて最優秀ラップ・アルバム賞の栄冠を手にしたカーディ・B(Cardi B)のドレスだ。彼女がレッドカーペットに降り立った瞬間、人々は真珠の様なその美しいドレスに目を奪われた。パフォーマンスで魅せた、扇子を思わせる黒の豪快な羽根を靡かせた後、最優秀ラップ・アルバム賞の受賞スピーチではエレガントなフリンジ付きの真っ白なドレスで人々の関心を引いた。
どこかヴィンテージ感が漂うのもその筈、彼女の着用した衣装は全てフランス発のファッションブランド『ティエリー・ミュグレー』が1995年に発表した春夏コレクションなのだ。20年以上前に作られた衣装に目を付けたのが、カーディ・Bのスタイリストであるコリン・カーター(Kollin Carter)氏。ファッション誌『VOGUE USA』の取材によれば、彼は完璧なスタイルを作り上げるため、カーディと共にフランスはパリまで出向いて同ブランドのマネージャーと対面したほど。
「今年のグラミー賞のベスト・ドレッサーはもうカーディ・Bで決定だ」と称されるほど、ファッション業界からの関心を集めたカーディの衣装。これからは女性ラッパーとしてだけではなく、ファッションアイコンとしても注目を浴びそうだ。