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フランスの高級ブランド『シャネル(CHANEL)』が、リアルファーや一部本革製品の製造を廃止すると発表した。
一流ファッションブランドとして世界的な人気を誇るグッチやヴェルサーチに続き、シャネルも毛皮製造廃止の波に加わった。
倫理条件を満たすサプライヤーが見付からず
Source: AFP通信
「弊社では、サプライチェーンの品格や生産管理がシャネルの要望に応えているか、常に検問しています。残念ながら、我々の倫理基準を満たしている業者を見付けることは非常に困難な状況にあります。」
毛皮製品の廃止に伴い、シャネルの広報担当者が声明文を出した。
クロコダイルやヘビ革等を使ったバッグやリアルファーのコートは長らく高級ブランドの代名詞であったが、昨今では毛皮産業に対する消費者からの批判が高まっており、毛皮製品の不買運動が世界中で呼び掛けられていた。
「新たな世代の顧客を獲得する」とのメッセージと共に大きな軌道変更に踏み切ったシャネル。
ファッション界の巨匠による今回の決断によって、業界に大きな影響を与えることは明らかだ。