Source: Kang Yen Tiing/Facebook
1970年代、シンガポールの急激な都市開発の影響で絶滅したかと思われていた野生のカワウソ達。しかし政府や国民の地道なカワウソ保護活動によって、現在では少しずつ個体数が回復している。
こうした歴史とその愛らしいルックスのためか、シンガポール人のカワウソに対する関心は強い。2018年、カワウソの赤ちゃんがゴム製の輪に絡まり身体が酷く傷付いていたニュースが国内で大きな注目を浴びた。そのカワウソは国内でアクエリアスと名付けられ、カワウソの愛護団体『Otter Working Group(以下、OWG)』によって「アクエリアスを救えプロジェクト」が発足。そしてアクエリアスの捕獲後、獣医に治療され輪を除去した翌日、彼が群れの仲間と元気に泳いでいた姿が報道されたという。
そんなカワウソ愛の強いシンガポールでは、街と共生する野生のカワウソの姿を収めた写真がSNS上で人気を博している。さらに、『Otter Watch(カワウソ観察)』や『Bernard Photojournals』というカワウソ専門のグループが創設され、フェイスブック上で仲間と戯れるカワウソの写真や保護活動の様子を伝えるページを運営している。
彼らの撮影した写真には、大都会の摩天楼を背景に自由気ままに生活するカワウソ達の姿が映し出されており、その対照的な美しさに魅了される。
Source: Kang Yen Tiing/Facebook
Source: Bernard Photojournals/Facebook
Source: Bernard Photojournals/Facebook
Source: Otter Watch/Facebook
Source: Otter Watch/Facebook