フィギュアスケート。
儚くも美しい氷上のダンスには、可憐でエレガントな音楽がつきもの。
バッハやモーツァルト、久石譲など、オーケストラを使った上品な曲を使用することが定番だ。
というより、そういった曲調しかフィギュアスケートのパフォーマンスに合わないためか、それ以外の音楽を使う選手がいなかった。
そんなフィギュアスケート界の「暗黙の了解」を破った選手が今週、アメリカで誰もが驚く選曲をしてファンを驚かせた。
パフォーマンス曲にDJ Snakeのクラブ・ミュージックを選び話題に
今年アメリカで開かれた最初の全国大会で、ニューヨークはクイーンズ出身のフィギュア・スケーター、Jimmy Ma(ジミー・マー)。
彼の選択した曲は、フィギュアスケート界では異例中の異例であるハウス・ミュージックだ。
クラブでよく使用されているDJ Snake(DJスネイク)の”Propaganda”と”Turn Down For What”が会場に響き渡り、観客も思わず歓声を上げた。
しかし、優雅なパフォーマンスとは裏腹のノリノリなクラブ・ミュージックに実況は少々困惑気味。
結果は11位と伸び悩んだが、フィギュアスケートの歴史を塗り替えてくれる最初のパフォーマンスとなるかもしれないと、SNSを中心に期待の声が上がている。