Source: donttakethisthewrongway/Instagram
満員電車、残業、高い家賃・・・都市部での生活は疲れを誘発する要因に溢れている。しかし、街行く人々は必死にストレスを抑制して平穏を装っているのではないだろうか。そうした人々の悩みを解決しようと、あるデザイン事務所が斬新なアイデアを考え出した。
その名も、『公用サンドバッグ』。街灯に取り付けられた黄色いサンドバッグには、「自己責任でご利用ください」との文字と共に、強く握り締めた拳のイラストが描かれているのみだ。
「気持ちに応える公共設備―」
毎年5月に開催されるアートの祭典『ニューヨーク・デザイン・ウィーク』に合わせ、期間中のみニューヨーク市内の数箇所に設置されたこのサンドバッグは、多くの人々の関心を引いた。
アイデアを考案したデザイン事務所『donttakethisthewrongway(ドント・テイク・ディス・ザ・ロング・ウェイ)』は、公用サンドバッグを設置させた意気込みをこう語る。
「公用サンドバッグは、私達が人間であるが故に直面する不満や苛立ちを、健全な方法で解消させてくれます」
この斬新なアイデアは国内外から大きな注目を集め、公式インタグラムの投稿には「素晴らしい」「どこにあるの?」「もっと設置して」など称賛の声が多数送られている。