Source: Getty Images
最強セレブカップルのビヨンセとJay-Z。2002年から恋人同士になり、2008年に結婚。
2013年にはブルー・アイビーと名付けた長女を出産し、2017年には双子を妊娠した。
どんなイベントにも2人で出席してラブラブモード全開だった2人だが、今年は「離婚」の2文字がマスコミに大きく取り上げられ世間を騒がせた。
事の発端は2013年、Jay-Zがビヨンセに浮気したという噂から始まった。
Jay-Zはこの噂をずっと否定していたが、2017年11月にて行われたニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、遂に浮気をしていたと認めたのだ。
そして12月にリリースされるJay-Zの新曲”Family Feud”(夫婦喧嘩)では、自分が妻に背いたことを懺悔していることを仄めかしていると話題になっている。
Jay-Zに怒りをぶつける妹、ソランジュ
上の映像は2013年にエレベーター内の監視カメラが捉えたもの。
画面左上の白いスーツを着た男性がJay-Zで、中央にいる女性がビヨンセの妹であるソランジュだ。
ソランジュはJay-Zが浮気していることを知り激怒。エレベーター内でJay-Zに暴力を振った映像が話題となった。
ここで注目してほしいのは、画面左で状況を冷静に見つめている女性。実は彼女がビヨンセなのだ。
妹が夫に暴力を振るっていても見ているだけなのは、彼女も浮気に対して相当怒っているからではないのかという憶測が流れた。
最新アルバムで夫を非難した歌詞に注目が集まる
Source: Beyonce/YouTube
浮気報道から3年が経った2016年、ビヨンセは最新アルバム”Lemonade”をリリース。
ここで注目されたのが、アルバムに収録された曲全てが夫に対する批判や失望、怒りを象徴した作品となっているのだ。
“Hold Up”では、「それが自分を愛してくれた人に対する仕打ちなの?」と笑いながら歌うビヨンセが。
“All Night”では、「あなたの嘘に隠れた真実を見付けたわ」と冷静に歌いだす。
“Don’t Hurt Yourself”では、「あなたに人生を捧げたわ。もう一度同じことを繰り返すようなら、妻を失うわよ」と警告。
Lemonadeは、Intuition(直感)、Denial(否定)、Anger(怒り)、Forgiveness(容赦)、Redemption(償い)と、5つの章で区切られている。
最新シングルで浮気相手の名前を公開か
Source: Getty Images
最新アルバムで最も物議を醸したのが、なんと”Sorry”でJay-Zの浮気相手の名前を公表したことだ。
問題の歌詞がこちら:”He better call Becky with the good hair.”(さらさらヘアーのベッキーに電話するべきね)
Sorryがリリースされるやいなや、ビヨンセファンは怒り爆発。歌に出てきた”さらさらヘアーのベッキー”を血眼になって探し始めたのだ。
そしてファンが突き詰めたのが、歌手のリタ・オラとファッションデザイナーのレイチェル・ロイ。
I never usually address tabloid gossip but let me be clear, these rumours are false.
— Rita Ora (@RitaOra) 2016年4月26日
リタ・オラはビヨンセファンの攻撃に憤慨して、こんなツイートを投稿。
「ゴシップ系に関してコメントすることは滅多にないけど、これだけは言わせて。噂は真実じゃないわ」と、噂を前面否定。
同じくレイチェル・ロイもベッキーであることを否定。
しかし、噂を否定した後に自身のインスタグラムに投稿した写真が怒りに火を注ぐ結果となってしまったのだ。
“Good hair don’t care”(さらさらヘアーだけど、文句ある?)と書かれたキャプションを投稿し、ビヨンセファンのみならず世間が「こいつがベッキーだ!」と確信。
ファンやマスコミから猛攻撃を受け、レイチェルはすぐさま投稿を削除。
以降、レイチェル=ベッキーと認知されてしまっている状況だ。
Jay-Zが最新曲でビヨンセに許しを請う
Source: Beyonce/YouTube
こうして世間を騒がせたセレブ夫婦だが、Jay-Zが去年行われたニューヨーク・タイムズ紙のインタビューで、遂に浮気をしていたことを認めたのだ。
そして彼の最新アルバム”4:44″に収録されている”Family Feud”のミュージック・ビデオには、ビヨンセと長女のブルー・アイビーが出演。
Jay-Zをアルバム全体で批判したビヨンセが、何故浮気をした張本人のビデオに出るのか?
それは、Jay-ZがFamily Feudでビヨンセに懺悔していることを仄めかしているからに他ならない。
ビデオにはビヨンセが公表した浮気相手、ベッキーと思わしき女性が出ており、ある男性とのセックスシーンの後に男性を刺してしまう場面が登場。
歌詞には”Let me alone, Becky”(ベッキー、俺のことは放っといてくれないか)と、ベッキーを拒絶しているかのような場面もある。
そして、教会でJay-Zを待ち侘びているのは、牧師ではなくビヨンセ。
ビヨンセは言葉を発することなく、Jay-Zが歌っているのをただただ見つめている。
“We all lose when family feuds” (夫婦喧嘩をしても、何も得られない。失うだけだ)という歌詞にもある通り、Jay-Zが家族の絆の大切さを重んじているのが伺える1曲となっている。
これにビヨンセがどう反応しているかは、まだ分かっていない。
だがミュージック・ビデオに出演しているあたり、2人の間にできた亀裂は浅くなっているのかもしれない。