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大女優オードリー・ヘプバーンの代表作、『ティファニーで朝食を(原題:Breakfast at Tiffany’s)』が公開されてから、5日で56周年を迎えた。
いつの時代も愛され続けている本作、実は多くの人が知らなかった意外な秘密が多数隠されていたのだ。
今回は56周年を記念して、映画に隠された秘密10選をご紹介。
1. 主演はマリリン・モンローが演じるはずだった
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原作者であるトルーマン・カポーティ氏は、監督から映画化の話が出た時、「主役のホリー・グライトリーはマリリン・モンローが演じる」ことを条件に映画化を了承。
しかし、当時のマリリンは「セックスシンボル」として見られることを嫌っており、娼婦であるホリーを演じることに強い抵抗感を抱いたという。
そのため、マリリンは出演オファーを蹴ってしまい、監督は急遽マリリンとは全くイメージの異なるオードリーを主演に選んだのだ。
これを聞いたトルーマンは、「パラマウント社(映画配給会社)は私を裏切り、オードリーを出演させた」と不満を露わにした。
2. 有名な黒のドレスは、ジバンシーがデザインしたもの
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オードリーが着ているアイコニックな黒のサテンドレスは、高級ブランドGivenchy(ジバンシー)の創設者、ユベール・ド・ジバンシーが彼女のためだけにデザインした一着。
そしてこのドレスは、オードリーが亡くなった1993年、ジバンシーによって慈善団体『City of Joy Aid(シティ・オブ・ジョイ・エイド)』へ贈与された。
晩年を慈善事業に捧げていた彼女にとっては、本望と言えるかもしれない。
City of Joy Aidは2006年、ドレスをオークションにかけて、90万ドル(約9000万円)で落札された。
3. デニッシュはさほどお好きではないみたい
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ホリーがデニッシュを頬張りながらウィンドウ・ショッピングをする、本作では最も有名なこのシーン。
しかしオードリー本人は、「デニッシュよりもアイスクリームのほうが好きね」と話しているという。
4. ホリーの部屋が585万ドルで販売された
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ホリーの部屋の中はパラマウント社のスタジオで作成されたが、その外観はニューヨークに実際に存在するアパートを撮影したもの。
彼女の家として映し出されたこのアパートは、2011年になんと585万ドル(約6億円)で落札されたのだ。
ニューヨークといえど、小さなアパートが6億円で売られるのは、さすがオードリーの影響は絶大。
5. 「ティファニーで朝食を」は、ティファニーが舞台となった最初の映画
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ティファニーを舞台としたことで、ティファニー社は「優しい表現とフリーの宣伝効果に感謝している」と話すも、映画の撮影中は警備隊を40人配置させ、厳戒態勢を保っていたようだ。
しかし、ティファニー社が言うとおり、この映画のお陰で会社は半永久的にフリーの広告を掲載しているようなものである。