CULTURE

「黒い肌に自信を持ってほしい」 人形作りに込めた作り手の思い

Source: My Kinda Thing/Instagram

近年、性的指向やファッションなど様々な分野において多様性が支持され、一人一人の個性を尊重する価値観が称賛される世の中へと変わりつつある。

そうしたなか、女児向けの人形の容姿が偏っている点に目を付けた女性が、アフロヘアで褐色の肌をした人形作りに挑戦した。

Source: My Kinda Thing/Instagram

ニューヨーク市在住のアニカ・ウィルカーソン(Aniqua Wilkerson=画像上)さんは2013年、「有色人種の子供達、特に黒人の女の子達が自分に自信を持てるように」とのミッションを掲げ、編み物の人形(編みぐるみ)ブランド『My Kinda Thing』を立ち上げた。

自分と似た人形が存在するというのは、子供達が自己嫌悪に陥らずに肯定感を養う上で非常に重要だと話すウィルカーソンさん。同ブランドの公式Instagramには、様々な肌色やヘアスタイルが施された編みぐるみが紹介されている。

Source: My Kinda Thing/Instagram

同ブランドはカスタムオーダーにも対応しており、百ドルから数百ドルの価格で編みぐるみを注文することも可能だ。

子供達は自分と似ている編みぐるみを嬉しそうに抱え、ウィルカーソンさんの元には保護者から感謝の言葉が多数届いているようだ。

Source: My Kinda Thing/Instagram

ウィルカーソンさんは、多種多様な肌を表現するために最適な色の毛糸を探すのにとても苦労していたという。

そうしたなか、毛糸ブランド『Lion Brand』が彼女の熱意に共鳴し、肌色に特化した12色の毛糸シリーズ『SKEIN TONES』が開発されたのだ。

Source: Lion Brand/Instagram

Lion Brandのインタビューに応えたウィルカーソンさんは、自身が8歳の頃に母親から与えられた黒い肌の人形が「自分にとって非常に大切な存在であった」と語る。

「数ある人形のなかで、何故その子だけ特別だったのか、当時の私は分からなかった。でも大人になって、社会学を専攻し幼い児童達の教師となった今、その理由が理解できるようになったの。

それは、その人形が私に似ていたから。彼女は、私を象徴していたの。だから、私にとって凄く意味のある子だったのよ」

まるで自分のような人形が存在することは、子供の自尊心を向上させる重要な要素となる。この点に気付いて以降、ウィルカーソンさんは多様な人種的特徴を象徴する人形ブランドの構築を決心したのだ。

 

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