Source: Jane Kneen via Lottie Doll
アイルランドの玩具メーカー『Arklu(アークルー)』が19日、ダウン症の女の子がモデルとなった新作の人形を発表した。
多様性の促進を掲げるシリーズ『Lottie Dolls(ロッティ・ドールズ)』の仲間に加わったのは、「Rosie Boo(ロージー・ブー)」という名前の人形だ。
Source: Jane Kneen via Lottie Doll
この人形は、イギリス南西部ウィルトシャー州に住む6歳の女の子ロージー・ニーン(Rosie Kneen=トップ画像)ちゃんにインスパイアされて作られたもの。
英メディア『BBC』によると昨年夏、ロージーちゃんの家族がロッティ・ドールズが大好きだという子供達の為に、同ブランドのドールハウスを模した小屋を組み立てたというニュースが話題を集めていた。
後日、同社がロージーちゃんをイメージした人形を一点物として作成したのだという。
自分そっくりの人形を抱き締めるロージーちゃん(上)Source: Jane Kneen via Lottie Doll
そして今月、同社はダウン症啓発月間に合わせ、ロージー・ブーの製品化を決定。21日に販売を開始し、購入ごとに1ドルがダウン症支援団体『Andover Twenty1』へ寄付される。
児童心理学者から助言を受けたという創業者のイアン・ハーキン氏は声明で「多様な玩具で遊ぶことは、子供達の視野を広げることに繋がる」と述べ、自分に似た人形があると知るだけでも、子供達の精神的な成長に欠かせないことだと語った。