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アメリカの人気司会者が「ゲイの男は私達のスカートやヒールを身に付けるべきではない」などと発言し、性差別的であるとして波紋を呼んだ。
ウェンディ・ウィリアムズ氏(トップ画像)が司会を務めるトーク番組『The Wendy Williams Show』で先月13日、バレンタインデー前日に行われる『ギャレンタインデー(Galentine’s Day)』の話題が上がった。
ギャレンタインデーとは「女性同士で楽しむバレンタインデー」のことで、女性であることの喜びを祝う男子禁制のイベントだという。
ウィリアムズ氏が同イベントについて語り、観客席から拍手が上がると、彼女は男性客が一緒に拍手をしていたことに気が付いた。するとウィリアムズ氏はその場で、「あなた達は男性なんだから関係ないでしょう?」と彼らに向けて言い放ったのだ。
加えて「ゲイだとしても同じことよ。あなた達は28日おきに月経が来ることも無いのだから」と続け、女性特有の生理現象に悩む必要のない男性がギャレンタインデーに関わろうとすることに不快感を露わにした。
そして最後に「あと、私達のスカートとヒールを履くのも止めてちょうだい。女性だけに与えられたものが無くなってしまうわ」と言い捨てた。
番組の終了後、同発言は「LGBT+を侮辱している」としてSNSなどネット上で大バッシングを受け、批判の声は現在も相次いでいる。
しかしその翌日、バレンタインデーの日にウィリアムズ氏はインスタグラムを更新し、番組内での発言について陳謝する動画を投稿した。
ウィリアムズ氏は動画の中で「番組を見返してみて、自分の発言が如何に軽率であったか気付いたわ」と過失を認め、ファンに向けた謝罪の言葉を述べた。
「本当にごめんなさい。深くお詫び申し上げます。そして、ずっと私をサポートしてくれるファンの皆様に、深く感謝致します。これから私は行いを慎んで、最善を尽くすように努力するわ。私を励ましてくれて、本当にありがとう」
彼女の謝罪声明には多くの称賛と激励が送られており、彼女の誠意を尊重し謝罪を受け入れるLGBT+コミュニティーからのコメントも多数投稿されている。