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ネットフリックスオリジナル作品『好きだった君へのラブレター(原題:To All The Boys I’ve Loved Before)』で主人公ララ・ジーン役を演じ、その名を世界に轟かせたベトナム系アメリカ人のラナ・コンドル氏(トップ画像)。
彼女は先月、芸能メディア『Variety』のインタビューに応え、同作品のキャスティング担当者から「ハローキティみたいに」演じるよう指示されたという過去を明かした。
「そう言われて私、『え、どういうことですか?』って聞いたの。しかも、ハローキティって口が無いでしょ?だから『声を上げてはいけない、大人しくしていて、ということ?』って答えたの。あの一言で私、すごく傷付けられたわ」
アジア人女性に対する偏見が未だ根強く残る現実に、コンドル氏は不快感を露わにした。
一方で、『クレイジー・リッチ!(原題:Crazy Rich Asians)』や『パラサイト 半地下の家族』など、アジア人が主要登場人物の映画が欧米で高い人気を得ている近年の傾向に、コンドル氏もアジア系女優として恩恵を受けていると述べた。
「私達は大きな一歩を踏み出してるわ。今ではスタジオに入ると、前より真面目に対応してくれるようになったの」
コンドル氏は『好きだった君へのラブレター』で韓国系アメリカ人の主人公を演じることで、欧米社会におけるアジア系のイメージや先入観を改善させる一助になれるのは喜ばしいことだと語った。
同時に、メディアを通した意識改革が今後も継続して必要であると訴えている。