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ロンドン出身の人気シンガーソングライター:リリー・アレン(トップ画像)が、ある一言を切っ掛けにツイッターアカウントを削除し、インスタグラムアカウントを非公開にさせた。
イギリスで12月に行われた総選挙に向けて、リリー・アレンはリベラル寄りの労働党を支援していた。開票中に同党の苦戦が報道されるも、彼女はSNSで「まだ労働党の過半数越えを信じてるわ」と支持声明を投稿していた。
しかし、労働党が保守党に敗北したことが確定されると、リリー・アレンは自身のインスタグラムに悲しい表情の顔文字の画像を投稿し、以下のようなコメントを書き残した。
「耳が痛いことを言うけれど、この国は人種差別と女嫌いのミソジニーが蔓延っている。そうしたイギリス社会の特徴に対するボリスの心構えが、彼が勝利できた理由なのよ」
さらに彼女はツイッター上で、「子供から医療保険を奪い、移民を減らすために投票したのだろうが、資本主義社会では低賃金で働く彼らの存在が必要不可欠なんだって、知っていたか?君たちは自分の首を絞めているだけだ」という、保守党支持者を嘲笑する投稿をリツイートしている。
すると、テレビ番組のコメンテーター兼ジャーナリストであるピアーズ・モーガン氏が嫌悪感を示し、「国民を代表して言わせてもらおう。そんなにイギリスが嫌いなら、出ていけば良いだろ?」と痛烈な返信をツイートした。
I think I speak for Britain when I say if @lilyallen doesn’t like it here, why doesn’t she f*ck off? https://t.co/gyf5i9W5Jm
— Piers Morgan (@piersmorgan) December 13, 2019
そして彼のツイートを皮切りに、匿名ユーザーによるリリー・アレンに対する大バッシングが始まったのだ。
目を覆うような罵詈雑言の数々に我慢ならなくなったのか、リリー・アレンは遂にツイッターアカウントを削除した。さらに、彼女はインスタグラムに「ほんと馬鹿げてる。もう疲れた」と言い残してアカウントを非公開に設定させた。
これにネット上では歓喜の声が上がり、「世の中がどんどん良くなっているぞ」「早く国を出て行ってほしい」などというコメントが多くの支持を得ている。
アカウントの削除後、現在までリリー・アレンからのコメントは出ていない。