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男性モデルのジョッシュ・クロス(トップ画像右)氏が、9年前に人気歌手ケイティ・ペリー(トップ画像左)からセクハラ被害を受けたことを告白し注目を集めている。
クロス氏は2010年8月、10代の青春を謳ったケイティ・ペリーの大ヒットソング『Teenage Dream(以下、TD)』のミュージックビデオで、ケイティの恋人役を演じた。
そのクロス氏が先月、TDリリースから9周年を迎えることを機会に、自身のインスタグラムでケイティ・ペリーから受けたセクハラ被害を暴露したのだ。
「ケイティは僕には優しくしてくれたけど、周りに人がいる時には冷たかった。僕とのキスシーンを『気持ち悪い』と撮影スタッフの前で言ったくらいだよ。でも、当時は仕事が少なくて娘の面倒も見ないといけなかったから、恥ずかしくても我慢してた」
こう切り出したクロス氏は、ケイティに対して不信感を抱くも子供の養育費を稼ぐことを優先し、ケイティの”遊び相手”になっていたと話す。一方で、同時にクロス氏はケイティのことを好きになっていたとも明かしている。
そして、ケイティのスタイリストの誕生日会に招待された時に受けたセクハラ被害を告白したのだ。
「ケイティに会いたいと切望していた友達を、ジョニー・ウジェックの誕生日会に連れて行ったんだ。そこでケイティに会ってハグをした後、僕の友達に彼女を紹介しようとした瞬間、彼女が突然僕のズボンと下着を引きずり下ろしたんだ。大勢の前で僕は、性器を露出されたんだ。どれだけ恥ずかしかったか、理解できるか?」
Teenage Dreamのミュージックビデオ
それでもクロス氏は、ケイティ・ペリーのイメージを下げるような発言を控えるようにと、彼女の事務所からの圧力があったため沈黙を保っていたという。
それ以外にも彼は、「ケイティの歌はポジティブで明るく、子供や多くの人に好かれていた」ことも、告発をしなかった理由として述べている。
しかし、昨今のアメリカ芸能界におけるセクハラ撲滅運動の躍進を契機と捉え、被害に遭った過去を明かす決心が付いたという。さらに、男性のみならず権力のある女性もセクハラ加害者になり得ることを伝えたかったと訴えている。
一方、現時点でケイティ・ペリーはクロス氏からの告発に対するコメントは残しておらず、誕生日会に出席していたウジェック氏もクロス氏を弁護するような発言はしていない。