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現地時間の今月10日(日)、音楽の祭典『第61回グラミー賞(Grammy Awards)』がロサンゼルス市内で開催された。
数々のアーティストが受賞を獲得する中、人々の注目を集めたのが2018年に薬物中毒によって亡くなったラップ歌手の故マック・ミラー(Mac Miller)が最優秀ラップ・アルバム賞にノミネートされたことだ。結果は受賞を逃すことになったが、同賞を獲得した若手ラッパーのカーディ・B(Cardi B)が、彼の家族に敬意を表する投稿をインスタグラムに公開し話題になっている。
「私をサポートしてくれた人達、本当にありがとう!お母さん側の家族も、お父さん側の家族も、そして神様にも、感謝の気持ちを伝えるわ。それに、1つ教えてあげたいことがあるの。この前、こんな記事を読んだのよ。マック・ミラーの家族が、彼が受賞できなかったら私に受賞して欲しいって。だから、このグラミー賞をあんたと共に分かち合うわよ!ご冥福を!!」
受賞後のバックステージで撮影された動画には、美しい白のドレスに身を包んだカーディと彼女の側近が歓喜の声を上げる様子が映し出されていた。
遺族の願いを見事叶えたカーディ・B。マック・ミラーの死を嘆き悲しむことよりも祝福の時を共に分け合おうとするその精神が、”女性ラッパー”という肩書だけではない、彼女をここまで人気者にさせた人としての魅力なのだろう。