Source: Walt Disney Pictures
苦境の中、突然現れた王子様に救い出されてめでたく結婚—。
ディズニー・プリンセス達は、世界中の女性達が憧れる存在だ。
そうしたなか、ディズニー映画にプリンセス役として出演したこともあるハリウッド女優達が、実の娘にディズニー・プリンセス映画の視聴を禁止させているという。
プリンセス達は教育に悪い?
Source: Pirates of the Caribbean
『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでヒロインのエリザベス・スワン役を演じたキーラ・ナイトレイ(Keira Knightley=画像上)は、3歳の娘を持つ1児の母だ。
可愛らしいプリンセス達に興味を持つ年頃だが、キーラはある特定のディズニー・プリンセス作品が女児の教育に悪影響をもたらすと主張しているのだ。
彼女はアメリカの人気トーク番組『Ellen DeGeneres Show』に出演した際、ディズニー・プリンセスに対する独自の考えを以下のように説明した。
「シンデレラは見せないようにしてるの。だって、お金持ちの男性に助けられるのをじっと待っているだけだもの。駄目よそんなんじゃ。自分で自分を救い出さなきゃ。
もう1つは、リトル・マーメイド。すごく好きなんだけどね、歌も素敵だし。でも、男の人のために自分の声を犠牲にするべきではないわ」
一方で、ファインディング・ドリーやアナと雪の女王などは視聴を許可されているという。
そして、ディズニー・プリンセスが女児にもたらす悪影響を危惧している女優は、キーラだけではない。
「チャーミング王子は厚かましい」
Source: Axelle/Bauer-Griffin/FilmMagic
各国で社会現象を巻き起こした大ヒット映画『アナと雪の女王』で、プリンセスであるアナ役を演じたクリスティン・ベル(Kristen Bell=画像上)は、『白雪姫』のストーリーに疑問を投げかけた。
子育て誌『Parents』のインタビューにて、彼女はこう話している。
「娘と一緒に白雪姫を観た後に、こう質問したの。どうして白雪姫は魔女の林檎を食べたのかしら?普通は疑問に思うわよね?あなただったら、知らない人から林檎を食べないかと言われても、拒否するでしょ?
そうしたら娘は、”食べるわけないわ!”って返してくれたの。間違った子育てはしていないって、一安心したわ」
また、クリスティンは白雪姫に登場するチャーミング王子にも嫌悪感を示す。
「白雪姫の同意を得ずにキスするなんて、厚かましいと思わない?人が寝ている間にキスするなんて!」
母親であるキーラとクリスティンにとって、愛娘には王子様を待つだけの人生を歩んで欲しくないという切実な思いが現れたのだろう。