Source: GETTY IMAGES
アメリカのセレブ一家に生まれたケンダル・ジェンナーは、今やジジ・ハディッドやカラ・デルヴィーニュなどのスーパーモデルらと肩を並べるほどの地位を築いた。
しかし、それもセレブ一家出身であることが大いに役に立ったというのも事実である。
そんな中、ケンダル・ジェンナーがファッション誌のインタビューで出した発言が「上から目線で、他のモデル達を小馬鹿にしているようだ」と、彼女に対する批判が殺到しているのだ。
無神経な発言がモデル達の逆鱗に触れる
問題となったのは、ケンダル・ジェンナーがファッション誌「LOVE magazine(ラブマガジン)」のインタビューに答えた時の発言だ。
「ファッションショーのオファーが来た時は、ちゃんと選ぶようにしてるの。私って、他のモデル達みたいにどんなショーでも出るって人じゃないのよね。私はファッションショー以外に抱えている仕事がごまんとあるもの。すごく大変なライフスタイルだから、一歩下がって休憩することも必要なのよ。」(一部省略)
彼女のこの発言が、多くのモデル達にとって”上から目線”で”小馬鹿”にしているように聞こえてしまったようだ。
ロシア人モデルのダリア・ストロコウスは自身のインスタグラムにて、「”どんなショーでも出るって人”達はね、あんたみたいに家族のネームバリューだけで上にのし上がれないから、与えられたチャンスは全て掴んでいっているのよ。自分や家族を養うことも必要なのよ。私は彼女達を同じモデルとして誇りに思っているわ」と、ケンダルに対して怒りの声をぶつけた。
また、ラトビア出身のモデルGinta Lapinaも、問題となった無神経な発言に反発。
「私達は一生懸命働いているだけよ。だって、私達は何も与えられていない状態でスタートしたのだから。」
こうした数々の批判や反発を受けたケンダルは自身のツイッターアカウントにて、インタビューの回答は「誤解であり、文脈を無視している」と弁明した。
I was misrepresented in a recent interview over the wknd & it’s important to clarify the meaning. It was intended to be entirely complimentary but unfortunately, my words were twisted & taken out of context.I want to be clear. The respect that I have for my peers is immeasurable!
— Kendall (@KendallJenner) 2018年8月21日
「私のインタビューでの発言は、間違って解釈されているわ。だから、この場を借りて誤解を解きたいの。あれは、モデル達を讃えるつもりで言った言葉なのよ。でも、ちゃんと伝わっていなかった。これだけははっきり言いたい。私のモデル仲間に対する尊重は、計り知れないものよ。」
どうやら、「どんなショーでも出る人」というのは、「仕事熱心な人」という意味だったようだ。
言葉足らずゆえ多くの仲間の怒りを買ってしまったケンダルだが、こうして冷静に謝罪の意思を表明できるのは、彼女が大人の女性になった証ともいえるだろう。