Source: Getty Images
4月25日に開催された第93回アカデミー賞で、73歳のユン・ヨジュン(トップ画像)さんが韓国人女優として初となる助演女優賞を受賞した。
1980年代、夢を追って韓国からアメリカへ移民した一家を描いた映画『ミナリ(Minari)』で、主人公の母親を熱演したヨジュンさん。
同作品の製作総指揮を務めた名優ブラッド・ピットから名前を呼ばれると、嬉しそうな表情を見せてステージへ登壇。そこで彼女は、「私はノミネートされた皆様より、少しだけラッキーだっただけなのです」と述べ、ジョークを交えながらも謙虚な姿勢で感謝の意を表した。
茶目っ気たっぷりな大女優に注目が集まる中、授賞式が終わった後の記者会見に臨んだヨジュンさんに、ジャーナリストを名乗る女性が以下のような質問を投げかけた。
「オスカー像はブラッド・ピットから授与されましたが、去り際に彼と何を話されたのですか?また、彼はどんな匂いでしたか?」
滑稽な質問に会場から笑い声が出るなかで、ヨジュンさんは苦笑い。
#Minari star and Oscar winner Yuh-Jung Youn responds to a question about what Brad Pitt smells like: "I didn't smell him, I'm not dog" https://t.co/ovtJy4btWT pic.twitter.com/xfBI8BVg8m
— Variety (@Variety) April 26, 2021
「彼の匂いは嗅いでないわよ。私は犬じゃない。そうね、でも彼は世界的なスターだから、ステージまで案内してくれた時は吃驚して目の前が真っ暗になったわね」
無礼とも捉えられる記者からの質問を上手にかわし、何事もなかったかのように話を逸らした。
この記者の所属する芸能メディア『ExtraTV』が記者会見の映像をYouTubeにて公開するも、視聴者からは「これがジャーナリズム?」「失礼にも程がある」など批判の声が殺到。
さらに人種差別ではないかとの指摘もあり、その後同メディアは動画を削除している。