Source: Sptunik
アルゼンチン出身の元プロサッカー選手Diego Maradona(ディエゴ・マラドーナ)が先週日曜、自身のインスタグラムでパレスチナ自治政府を支持する表明を出した。ワールドカップ決勝戦が終わった直後のことだ。
投稿された写真には、決勝戦を観に来ていたパレスチナ自治区のアッバス大統領とマラドーナが笑顔で抱擁している姿を見ることができる。
インスタグラムにアッバス大統領との会合を投稿
マラドーナは母国語のスペイン語で、アッバス大統領を支持する声明を投稿。
「 私はパレスチナ人だ。この方はパレスチナを平和な国にしたいだけなんだ。アッバス大統領は自分の国を持っている、権利があるんだ。」
その後アッバス大統領は彼に賛辞の言葉を述べ、絵画をプレゼントした。
イスラエルのオンライン・ニュースArutz Shevaによれば、マラドーナはアッバス大統領と抱擁する際、パレスチナ人の苦悩に共鳴する意思を伝えたという。
投稿のコメント欄には、マラドーナを称賛するコメントが多数寄せられた。
「ブラボー、ディエゴ!パレスチナに自由を!」
「パレスチナ万歳!ありがとう、マラドーナ」
しかし、イスラエル人からの反応は冷ややか。「平和が欲しいならハマス(ガザ地区のテロ組織)をどうにかしろ」「マラドーナ、好きだったけどフォロー解除した」など、マラドーナのパレスチナ支持声明に猛反発した。
マラドーナがパレスチナとの結束を示したことは、今回が初めてではない。
2012年には、アラブ首長国連邦のサッカークラブ「アル・ワスルFC」の監督時代に「私はパレスチナ人の一番のファンだ。彼らを尊敬しているし、同調している」と語っている。
また、2014年にはパレスチナ代表チームの監督就任への強い意欲を述べている。