Source: Nikita Dragun/Instagram
YouTubeやInstagramなどでインフルエンサーとして活躍しているニキータ・ドラゴン(Nikita Dragun=トップ画像)は、数百万人規模のフォロワーを持つ著名な人気モデルだ。
そんな彼女が4日、「今日はどの人種になったら良いかしら?」とツイートしたことで、人種差別主義者とのレッテルを貼られているのだ。
アメリカでは今、「Blackfishing(ブラックフィッシング)」が問題視されている。非黒人の芸能人が肌を黒くしたり、ブレイズヘアやアフロヘアなど黒人のようなルックスで活動することを指しているという。
Source: Nikita Dragun/Instagram
これは黒人の活躍の場を奪う「文化盗用」であるとして糾弾されており、過去にはリアリティスターのキム・カーダシアンや、歌手のリタ・オラが非難の嵐に晒されてきた。
ニキータも以前から、モデルの仕事をこなすなかで「肌を黒く見せている」「編み込みヘアをしている」など、ブラックフィッシングを指摘されてきたことが多々ある。
そうした背景から「今日はどの人種になったら良いかしら」と発言したことで反感を買われ、黒人文化を嘲笑しているようだとして彼女のツイートは炎上したのだ。
しかしニキータは同投稿を削除した後、自身の言い分をこうツイートしている。
i know it’s a joke to comment on my race but i’m really tired of having to defend myself on every post. “she’s hispanic today” i’m hispanic everyday. my mom is mexican. my dad is asian. i’m mixed. the end. bye.
— Nikita (@NikitaDragun) October 4, 2020
growing up mixed i was never enough or fully accepted. i don’t have to pick a side. i am not incomplete of my races. i do not lack anything. i am proud of ALL of me.
— Nikita (@NikitaDragun) October 4, 2020
「混血児の私は、幼い時からどこにも属することが出来なかった。『見て彼女、今日はヒスパニックみたいね』と揶揄われるのも、もうたくさん」
「私は、母がメキシコ人で、父はアジア人の混血なの。そして、それを誇りに思ってる。もういいわ。じゃあね」
ニキータの両親(上) Source: Nikita Dragun/Instagram
人種的に曖昧な容姿をしていることから、周囲に人種のことでイジられた経験の多いニキータ。そうした過去があり、「今日はどの人種になったら良い?」と冗談を飛ばしたのかもしれない。
それでも一部のユーザーからの怒りは収まらず、「ニキータはブラックフィッシングをしていると認めるべきだ」といった声が上がっている。