Source: Martha Louise/Istagram
アメリカ中西部の都市ミネアポリスで発生した白人警官による黒人男性の暴行死事件を受け、全米各地で大規模な抗議デモが波及している。
そうしたなか、黒人男性のデュレク・ベレット氏と交際中のノルウェー王女が5日、自身のインスタグラムに本件について掲載し、現代でも白人至上主義は未だ社会に根付いていると非難した。
王位継承者のマッタ・ルイーセ王女は同投稿のなかで、恋人のデュレク氏が受ける数々の偏見や差別的な扱いを列挙。
彼女によるとデュレク氏は、メディアや周囲の人々から「王女を騙している嘘付きで、暴力的な悪魔なのだろう」などと謂れのない誹謗中傷を吐かれているといい、黒人というだけで不信感を抱かれることが多々あると訴えている。
そして、「人種差別というのは、ヘイトクライムやアパルトヘイトのような目に見えて分かるものばかりではない」と述べ、これからはマイノリティに対する言動や扱い方の差というものに批判の目を向けるべきだと主張した。