Source: CBC Chicago/YouTube, dcandau/Pixabay
今月6日に発生したアメリカ国会議事堂襲撃事件で、経営者の52歳男が現行犯逮捕され注目を集めている。
身柄を拘束されたのは、中西部イリノイ州の市場調査会社『Cogensia(コジェンシア)』でCEOを務めていた、ブラッド・ラクステラス(Brad Rukstales=トップ画像)。
彼は保釈後の7日、自宅前で現地メディア『CBC Chicago』の取材に応え、議事堂に侵入したことを「非常に後悔している」と明かす。
「朝に集会が始まったばかりの時は良い雰囲気だったが、途中で滅茶苦茶になってしまった。議事堂内部に入ったのは人生で最も愚かな判断だった。昨日起きたことは悲惨だったと強く思うし、自分がそれに関わったことは謝罪します」
取材に応えるラクステラス(上) Source: CBC Chicago/YouTube
コジェンシアは8日、本件について公式声明文を発表。
「ラクステラス氏の行動は彼自身の独断であり、当社の意向や理念は一切反映されていません」と弁明し、対応が終わるまでコジェンシアは休職とする措置を取ったと述べた。
事件当日は、2020年大統領選挙で勝利した民主党のバイデン氏を正式に時期大統領として承認する議会が開かれており、トランプ支持者らはそれを阻止しようと議事堂前で抗議デモを実施していた。
しかし一部が暴徒化し、内部へ侵入して窓を割ったり設置物を盗むなどの破壊行為を繰り返したのだ。
約200年ぶりとなる国会議事堂襲撃のニュースは世界中で大きく取り上げられ、現時点で4人が死亡、50人以上が逮捕されるという歴史的な大事件となった。