Source: Breanna Lockwood/Instagram
アメリカ中西部イリノイ州に住む51歳の女性が今月2日、健全で元気な女の子を出産した。娘の受精卵を移植し、9か月間の妊娠を経た代理母出産だ。
米メディア『CBS News』によると、ジュリー・ラビングさん(トップ画像左)の愛娘であるブレアナ・ロックウッドさん(トップ画像右)は流産の経験があり、長年不妊症に悩まされていた。妊娠するために様々な不妊治療を試し尽力するも、全て失敗が続いていたという。
すると、ある医師から「母親に代理出産を依頼してはどうか」とのアドバイスを受け、ラビングさんはこれに賛同した。
一方で娘のロックウッドさんは「年齢的に不可能ではないか」と懐疑的で、暫くは承諾出来ずにいたと話している。
夫のアーロンさんと(上) Source: Breanna Lockwood/Instagram
しかし数回に及ぶ検査の結果、ラビングさんは出産が可能であることが判明。ロックウッドさんは遂に母親からの依頼を承諾したのだ。
娘思いなラビングさんは、代理母出産を担う意義をこう語っている。
「この3年間、不妊に悩む女性が抱える苦しみが身に染みて理解できるようになった。そして、彼女達がその感情を隠して生きているということも。
私は、ずっと母親になることを夢見ていた娘が不妊に苦しむ姿を見て、助けてあげることが出来れば何でもする決心がついたの」
Source: Breanna Lockwood/Instagram
妊娠中は「子供達を妊娠していた時と似た感覚だった」と話すラビングさん。疲労を感じたことはあると語るも、生活リズムが崩れることもなく順調であったという。
ロックウッドさんは母親の妊娠・出産の記録をInstagramでシェアし、愛溢れるストーリーに多くの人々から称賛の声が送られている。
また不妊症に対する意識向上を図る取り組みも行っており、不妊に苦しむ女性達へのメンタルケアの重要性を訴えている。