Source: 黑姑娘【拉姆】/Douyin, Sohu News
中国の動画共有アプリ『抖音(ドウイン)』で先月14日、チベット人女性がライブ配信中に突然ガソリンで火を付けられるという残忍な事件が発生した。
香港メディア『South China Morning Post』によると、被害者のラムさん(トップ画像左)はチベット文化の紹介や日常生活の動画を投稿するなどして高い人気を得ていた。
Source: 黑姑娘【拉姆】/Douyin
しかし事件当日、四川省アバ・チベット族チャン族自治州にある自宅で動画を撮影していたところ、離婚した元夫のタンという男(トップ画像右)が部屋に侵入。ラムさんの身体にガソリンを浴びせ、着火させたのだ。
ラムさんは全身の9割が火傷するという重傷を負い、搬送先の病院で治療を続けるも数日後に息を引き取った。
Source: 黑姑娘【拉姆】/Douyin
80万人以上のフォロワー数を抱えていたラムさん。事件を知ったファンにより、24時間以内で100万元(約1560万円)ほどの治療費が寄付された。
ラムさんの家族は、治療費として使われなかった分を返金すると述べているという。
現地メディアによると、タンは日常的にラムさんに暴力を振るっていたといい、国内では家庭内暴力に対する処分の厳罰化を望む声が相次いでいる。