Source: William H. Powell
イタリアの探検家クリストファー・コロンブス(Christopher Columbus)によるアメリカ大陸の発見を祝うため、現地では毎年10月12日が『コロンブス・デー(Columbus Day)』という祝祭日として制定されている。
しかし今アメリカでは、コロンブス・デーはネイティブ・アメリカン大虐殺の歴史が始まった日であるとして批判的な目を向ける人々が増えているという。
そして、この日をネイティブ・アメリカンを称える『先住民の日(Indigenous People’s Day)』に改定させる市民運動が活気を見せているのだ。
アリゾナ州上院議員のジェメシタ・ペシラカイ氏と現地の先住民支援団体『Indigenous Peoples’ Initiative』は、10月12日を先住民の日として認知するよう記載された公文書を議会に提出。
ダグ・デューシー知事が先月4日に同文書に署名し、2013年から活動を続けてきたペシラカイ氏は「これで始めの一歩を踏み出した。知事には感謝を表明したい」と喜びを語った。