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卵25万個を廃棄、コロナ禍が収束し供給過剰に

Source: Marta I. Seco/Pixabay

シンガポール政府は15日、新型コロナウイルス感染症の被害が減少傾向にあることを受け、移動制限の大幅な緩和措置を講じると発表した。

食料自給率10%という都市国家は、主な輸入先である周辺国が続々と国境を封鎖したことによって危機に瀕していたが、5月頃からヨーロッパや東アジアからの輸入に切り替えて供給の維持に成功していた。

しかし今月に入り、コロナ禍の収束を見据えた制限緩和が実行されると、今度は食料の供給過多に直面。

シンガポールメディア『Lianhe Zaobao』によると、客足の減った飲食店における需要低迷が重なり、卸売業者は1個2円までに下がった卵の処理に悩まされているという。

このため、流通業者の『Kim Hock Eggs Merchant』は、価値のなくなった卵25万個を廃棄するという苦渋の決断を余儀なくされたと、現地メディア『mothership』は報じている。他にも、卵が新鮮なうちに購入してもらうために、赤字を承知した上で安売りしている業者もいるという。

コロナ禍の第一波に終わりが見えてきたと言えど、予測のつかない状況で需要と供給のバランスが安定せず、食品業者は今後も苦戦を強いられそうだ。

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