Source: Michael Palmer/JustGiving
イギリス北西部の都市マンチェスターに住む17歳の少女が、外出禁止令を苦に自殺した。
英メディア『ITV News』の取材に応えた父親のマイケル・パルマーさんは、先月23日に政府が外出禁止令を出して以来、歌手を目指していた娘のベサニーさん(トップ画像)は強いストレスと悲哀に苛まれていたことを明かした。
「娘が自らの命を断った要因がロックダウン(都市封鎖)であるのは明白です。大学にも行けず、友達にも会えずに、彼女にとって3か月の外出禁止令は、まるで300年のような感覚だったのです」
しかし、ベサニーさんが自殺を考えていたことは全く気付いてあげられなかったと語った。
パルマーさんは「娘の美しかった人生を無駄にしたくない」と話し、同じ境遇にいる子供達に救いの手を差し伸べるべく、娘の名前を冠した慈善団体の設立を考慮していると述べた。また、ベサニーさんの追悼コンサートも提案しているという。
こうした計画を実現させるべく、パルマーさんは資金調達のためクラウドファンディングを立ち上げた。
現在は目標金額の500ポンド(約6万7000円)を大きく上回る、1万1000ポンド(約150万円)以上の寄付が集まっている。