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小さなペンギンと71歳おじいちゃんの友情物語

Source: Joao Paulo Krajewski

ブラジルの小さな島に住む71歳の男性には、毎年夏になると必ず遊びに来てくれるペンギンの親友がいるという。

現地の生物学者ジョアン・パウロ・クライェフスキ氏が、そのストーリーを自身のフェイスブックにシェアした。

クライェフスキシ氏によるとその男性は、リオデジャネイロ近郊に浮かぶグランデ島(Ilha Grande)に住む、元石工職人のジョアン・ペレイラ・デ・ソウザさんだ。

彼は2011年5月、自宅の裏庭で原油浸しになった1匹のマゼランペンギンを発見。彼はペンギンの身体を綺麗に洗い流し、体力が回復するまでの数日間、自宅で保護していたという。

愛らしいオスのペンギンはその後、「ディンディン」と名付けられた。彼の孫息子がペンギンを「ディンディン」と間違った発音で呼んでいることが名前の由来だという。

ディンディンの体調が十分に回復したことを確認したペレイラ・デ・ソウザさんは、彼を海に帰した。しかしその日の夜、裏庭から鳴き声が聞こえたため駆け付けると、ディンディンが彼の家に戻ってきていたのだ。

 

Source: Wonder World/YouTube

以降ディンディンは、ペレイラ・デ・ソウザさんの自宅でペットのように過ごしていた。しかし翌年の2月、ディンディンは突然姿を消してしまったという。

ペレイラ・デ・ソウザさんは米メディア『ABC News』の取材に応え、ディンディンが居なくなった時の心情をこう話している。

「周囲からは『もう諦めろ。ディンディンはもう戻ってこないんだ』と言われていたが、僕はまた来るんじゃないかと思っていたよ」

すると同年6月、彼は自宅付近のビーチでディンディンを見付け、2人は4ヶ月ぶりに再会したのだ。

「玄関にいた僕を見た瞬間、嬉しそうに僕の元へ駆け寄ってきたよ」

ディンディンは、夏から秋までの期間はペレイラ・デ・ソウザさんの自宅で過ごし、冬になると大海原へ旅立つ。この行動は、毎年繰り返されるようになったという。

 

Source: Wonder World/YouTube

ディンディンが冬場にどこで生活しているのかは分かっていない。

マゼランペンギンの習性として、彼らはパートナーと繁殖地に対する忠誠心が高く、遠洋する時期以外は何年間も同じ場所での繁殖と育児を行うようだ。

しかし繁殖目的ではなく、ディンディンのように友情を育んだ場所も大切にする個体は他にいるのだろうか。

クライェフスキ氏によると、研究チームはディンディンにタグを付けて血液を採取し、マゼランペンギンの生態研究を進めているという。

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