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イギリスでは数年前から、相手に猥褻(わいせつ)なメッセージや画像を送った18歳以下の未成年数千人を捜査しているという。
さらにそのなかには、最年少で5歳児が捜査対象となったケースがあるのだ。英メディア『Teesside Live』によると、彼は2017年に猥褻なメッセージのやり取りをしていたため取り調べを受けた。しかし5歳児では刑事責任能力が問われないため、警察は厳重注意のみで対処させた。
また北部ノーサンバーランド州の警察は、「児童ポルノ画像を作成した疑い」を持たれた10歳男児の捜査にあたり、彼がSNSを通して11歳の相手に自身の性的な画像を送っていたことが発覚。確実に児童ポルノ法違反に接触しているが、本件も容疑者が10歳という年齢のため起訴は見送られている。
SNSの普及で、児童による児童ポルノ違反の増幅に現地警察は頭を悩ませている。
ネット上における児童ポルノ法違反コンテンツを監視をしている『Pedophile Online Investigation Team』のケヴ・カーター氏は、「非常に複雑な問題だ」とTeesside Liveに苦悩を語った。
猥褻な内容の含まれるメッセージのやり取りを英語では『Sexting(セックスティング)』と呼び、イギリスにおける18歳未満の性的画像の所持や共有は、例えそれが本人であっても犯罪行為となる。