Source: Dragon TV
中国国有企業の新CMに、英王室エリザベス女王の孫にあたるピーター・フィリップス氏が登場し、国内で大きな注目を集めている。
王女アンの息子であり王位継承順位で15位というフィリップス氏は先月、上海市に拠点を置く乳製品メーカー『Bright Dairy and Food』の新CMに出演。
ジャージー牛乳の宣伝に抜擢された彼はCM内で、幼い頃は酪農場で育ったと言い、その時飲んでいた牛乳が他と比べて非常に濃厚で滑らかであったと語っている。それも、中国語のナレーションを通してである。
また上海の街を眺めながら牛乳を手にするフィリップス氏が、「上海には何度も来たことがある。とても楽しい思い出を残せたよ」と話すシーンも登場。
複数の英メディアによると、同社はCMの舞台裏を撮影した動画を公開しており、そこでフィリップス氏は「中国の方々にジャージー牛乳を紹介するプロジェクトに参加出来たことは、とても光栄に思っています」と述べているという。
イギリスの大手メディア各社が同CMを大々的に報道すると、国内SNSではフィリップ氏に対する批判が続出。
「フィリップスは王室の身分を利用して金儲けをしている」など、英王室を中国に売った裏切り者であるとして非難する声が相次いでいる。