Source: Toronto Police
カナダの大都市トロントにある名門大学で昨年11月、アジア系に糞便をまき散らした23歳男が逮捕・起訴された。
複数の現地メディアによると、トロント大学の図書館にいた親子が突然「液状の排泄物が入ったバケツ」をかけられ、次の日はヨーク大学のキャンパス内で男子学生と女子学生が排泄物を投げ付けられたという。さらにその翌日、トロント大学の近くの通りで別の女性が排泄物をバケツごとかけられというのだ。
その強烈な悪臭から周囲の人々も異変に気付き、通報を受けたトロント警察が公式ツイッターで犯人の情報提供を呼び掛けた。
Please consider a retweet. This man is alleged to be throwing feces on people in Toronto. If you know who he is call Toronto Police 416-808-2222 or remain anonymous by contacting Crime Stoppers 1-800-222-8477 or https://t.co/s26uSiNpM8 ^sm pic.twitter.com/AyJHBVF0P1
— Toronto Police (@TorontoPolice) November 26, 2019
犯行は金曜日、土曜日、日曜日の週末に連続して行われたという。現地メディアでは、5人目の被害者を消防隊がホースで水をかける映像が公開されている。目撃者からは「意識を失いそうになった。あの匂いは忘れることはないだろう」という証言があり、被害がどれほど深刻であったかが伺える。
トロント警察は監視カメラ映像などを追跡し、23歳のサミュエル・オポクを逮捕した。オポク容疑者は不法侵入や暴行など複数の罪で起訴され、裁判では傍聴席が満席になるほどの注目を集めた。
被害を受けた5人は全てアジア系であると報じられているが、トロント警察はヘイトクライムではないとの声明を出している。